清瀬管弦楽団
第38回定期演奏会
〜夏の夜に贈る北欧の2曲とドボルザーク没後百年の『新世界より』〜

| 日時: | 2004年6月26日(土) 19:00開演 |
| 場所: | 清瀬市民センター 大ホール |
<入場無料>
指 揮: 秋 月 修 演 奏: 清瀬管弦楽団 プログラム: シベリウス作曲 『フィンランディア』
シベリウス 作曲 組曲『カレリア』
ドボルザーク作曲 『新世界より』
清瀬管弦楽団ホームページ:http://homepage3.nifty.com/kiyose-orc/
連絡先: 西村(Tp) 0424-91-1749 / メールアドレス:
中村(Vc)VED00163@nifty.ne.jp
休憩(15分)
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東京都出身。桐朋学園大学、洗足学園大学にて指揮を専攻。秋山和慶(指揮者)、湯浅勇治(ウィーン国立音大指揮科助教授)の各氏に師事。大学在学中より指揮活動を行っている。
ステージ演奏だけでなく、普段の楽しいオーケストラ活動のさまざまな様子を皆さんにご紹介するホームページです。清瀬オケの近況報告、演奏会日程、定期演奏会のプログラムやアンケート結果、いろいろな写真(演奏会後の打ち上げ・合宿・団内発表会)、何でも掲示板、団内アンサンブルの活動紹介、団員ホームページへのリンク、団員募集の詳細など、是非ご覧下さい!(N.K)
| 清瀬管弦楽団では団員・賛助団員を募集しています。 団員 毎週土曜日の合奏練習に楽器持参で参加できる方。 募集パート: ファゴット、ホルン、トランペット各1、打楽器3、弦楽器多数 入団費1000円、月会費3000円 練習見学いつでもOKです。 賛助団員:楽器演奏はしないけど、例えば演奏会を聞きに来てくださるとか、知り合いに清瀬管弦楽団のことを 宣伝して下さるとか、賛助団費をもって資金援助をして下さるといった形で、側面的に団の活動を応援して下さ る方。(年会費一口1000円) お問い合わせ・申込みなど連絡先 : 0424−91−1794(西村) |
1.フィンランディア J. シベリウス
皆様もご存知の通り、シベリウスはフィンランドに生まれた作曲家です。そのフィンランドは、13世紀以降スウェーデンの支配下におかれ、母国語であるフィンランド語は公用語とは認められず高等教育もスウェーデン語で行なわれていました。1809年ナポレオン戦争の後ロシア支配下に入り大公国になりました。しかしその後、ニコライ1・2世時代にロシア化政策が強化されたため、独立運動が盛んになり、1905年フィンランドは自治権を獲得して1917年に独立しました。
「フィンランディア」は、1899年11月にヘルシンキで初演された演劇「いにしえからの歩み」と共に作曲された全6曲の付随音楽の終曲で、翌1900年のパリ万国博覧会で交響詩「スオミ」として初演されました。なお、スオミとはフィンランド語による自国の呼び名です。曲の冒頭はロシアの圧政に苦しむ人々の苦悩を表しています。金管楽器のファンファーレによる「闘争の呼びかけのテーマ」と冒頭のテーマとが交錯した後、5拍子の「新たな闘争のテーマ」が現れ独立闘争に勝利する戦いの曲に一転して曲が収まったのちに「フィンランディア賛歌」が高らかに歌われます。第2の国歌として愛されているこの「フィンランディア賛歌」の歌詞は、後の1930年代に作られたのものです。また、映画「ダイ・ハード2」のエンディングの航空機が滑走路に入ってくる直前に使われています。(N.T.
2.カレリア J. シベリウス
「カレリア」は現フィンランド東南部とロシアとの国境付近の地方を指します。シベリウスは1893年の春、このカレリア地方のヴィボリにある大学から、この地方の歴史的英雄を題材とした野外劇の付随音楽を作曲依頼されました。この付随音楽は全9曲からなるものでしたが、その後すぐに《カレリア》序曲作品10と《カレリア》組曲作品11に改編されました。本日演奏する《カレリア》組曲は「間奏曲」「バラード」「行進曲風に」の3曲で構成されています。
第1曲「間奏曲」 弦楽器のトレモロから始まりホルンの主題が現れる。しだいに楽器の数を加え大きく盛り上がり、最後にもういちど始めの部分が繰り返されティンパニが静かに連打しながら終わる。
第2曲「バラード」 冒頭ファゴットをともないクラリネットの民謡風な旋律から始まる。次いでヴァイオリンにより繰り返され、中間部よりイングリッシュ・ホルンの美しい旋律が現れる。
第3曲「行進曲風に」 第1ヴァイオリンによる舞曲風な第1主題から始まり、快活な第2主題へ移る。このふたつの主題がからみあって華やかな曲の終わりを迎える。(A.M.)
3.交響曲 第9番 新世界より A.ドボルザーク
【入門編】 『ドボルザークとは…』
フルネーム:Antonin Dvorak(アントニン ドボルザーク) 1841年現在のチェコ(当時オーストリア=ハンガリー二重帝国領内)のボヘミア地方に生まれ、1904年没。今年は没後100年に当たるため作、品の演奏される機 会が特に多いらしい。「ユーモレスク」の様な小品、「我が母の教えたまいし歌」等の歌曲から「アメリカ」等の室内楽、協奏曲、交響楽、オペラ、宗教音楽に至るまであらゆるジャンルに渡って多くの作品を残し、広く愛好されている。
『交響曲「新世界より」とは…』
かつて交響曲第5番とされていたこともあるが、今日では第9番とされるドボルザーク最後の交響曲。音楽学校に招かれてのニューヨーク滞在中に、アフリカ系アメリカ人やネイティブアメリカンの音楽にも影響を受けて作曲されたとも言われるが、ドボルザーク特有の美しいボヘミア的なメロディに彩られている。遠く離れたドボルザークの故郷への思いが一気にほとばしったと言えるのかもしれない。第2楽章でイングリッシュホルンによって歌われる旋律が「家路」として愛唱されるなど、ドボルザークの作品の中でも最も有名でかつ人気の高い曲の一つ。
【中級編】 『ドボルザークは肉屋になるはずだった』
ドボルザークは現在のチェコの首都プラハ近郊の人口500人程の村の肉屋兼民宿に生まれた。家族で合奏を楽しむなど、小さい頃から音楽に接する機会が多かったが、長男であったため、家業の肉屋を継ぐべくドイツ語の学習等の修行に励む。そのドイツ語教師はまた優れた音楽教師でもあったため、ドボルザークの音楽の才能を見抜き、彼に音楽の理論的な基礎知識を授けた。父親は当初息子が音楽を本格的に学ぶ事に反対したが、周囲の説得もあり最終的には許した。
『ドボルザークはビオラ弾きだった』
音楽の道を志したものの当初は生活も苦しく、学校を出てしばらくはホテルやレストランに出入りする楽団でビオラを弾いて生活費を稼いだ。有名な弦楽四重奏「アメリカ」の冒頭で、普段は内声部を固める事が多いビオラにいきなり旋律を奏でさせてしまう原点はそんなところにあったのかも。
『ブラームスのお蔭でドボルザークは作曲家としての成功のきっかけをつかんだ』
苦労の末ドボルザークは若い芸術家向けの奨学金を獲得する事ができたが、ブラームスはその審査員だった。ドボルザークの才能を見抜いたブラームスは出版社をドボルザークに紹介し、その出版社からドボルザークの出世作となるスラブ舞曲集が出版される事となった。(スラブ舞曲の作曲は、ハンガリー舞曲で大当たりをとったブラームスの勧めによるものだとか)
『ドボルザークは作曲家の中でも有数の出世をした』
若い時は苦労を重ねたが、地道な努力で功を成し遂げ、1901年には帝国上院の終身議員となり貴族にも取り立てられた。
なお、「新世界より」を作曲した後10年以上生きたが、交響曲はその後作曲されず、晩年の創作活動はオペラに集中的に振り向けられた。しかし「ルサルカ」を除いて今日ではあまりオペラは演奏されていない(ような気がする)。個人的には、オペラを一つ削ってでも、もう一曲交響曲を書いてほしかった。
【マニアック編】
『ドボルザークは鉄道オタクだった』 子供の頃から機関車を眺めるのが大好きで、プラハに住むようになってからは毎朝駅まで散歩しては機関車を眺めていた。しかも機関車の型や番号は勿論、機関士の名前まで記憶していたと言う。プラハの機関車を眺められなくなるのでニューヨークへの招聘も一度断ったが、アメリカに行くと珍しい汽車が見られると聴いて翻意しアメリカ行きを決断したという噂話も残っている。
『「新世界より」では一瞬しか演奏しない楽器がある』 4楽章でただ一度だけ鳴らされる打楽器にご注目。チューバも2楽章のわずか9小節しか演奏しないが、外せない重要な役回り。
『「新世界より」には不思議なオーケストレーションがある』 管楽器のソロは一般にトップ奏者が演奏するが、1楽章では2番フルートが何度かソロを演奏する。1番フルートへ旋律を渡すための必然的なソロもあるが、休みのトップ奏者を尻目に再現部では第2主題を吹いてしまうなど、普通はない特別扱いをされている。2番奏者が持ち替えでイングリッシュホルンをふくオーボエはともかくとして、クラリネットやファゴットの2番にはこの様な扱いはされていないので尚更不思議である。
『ドボルザークにはパソコンなどのキーボード配列に名前を残した親戚がいる』
一般に普及しているQWERTY配列に対して、より効率的な入力ができるように工夫されたドボラック配列というキーボード配列があるが、この配列を考案したAugust Dvorakはドボルザークの親戚である(ドボラック→ Dvorakの英語読み) 。
『「ドボルザーク」を発音するのは難しい』 チェコ語はロシア語やポーランド語と同じスラブ語族に属する。ドボルザーク(Dvorak…rの上にはvのようなアクセントがつく)の"r"の音は、スラブ語族の中でもチェコ語の特徴的な音とされている。摩擦を伴う巻き舌音と説明されるが、とにかく外国人にとって発音が難しい。正確に発音できるとチェコ人に感心されると言う。「ドボラック」よりは「ドボルザーク」、更には 「ドォヴォジャーク」 と言った方が原語には近いらしい…が、日本ではドボルザークで既に定着しているので敢えて妙な読み方をしなくても良かろう。(K.T.)
出演者名簿
| 指揮 秋月 修 | |||
| 第一バイオリン | |||
| 土屋昭夫(コンサートマスター) 海老名扶容 高橋加音 岩橋世津子 杉浦伸也 八木優樹 鈴木恵子 豊田満子工藤旬葉 水内司 | |||
| 第二バイオリン | |||
| 海老名博行 柳生香子 水岡善郎 山崎真弓 山口玲子 香西真弓(兼) 萩原久美子 | |||
| ビオラ | チェロ | ||
| 原田和幸 吉崎直子 福島恵一 山中里稲 菊池元気 | 中村隆行 神野千恵子 出町敦 浅野のぶ子 義永和尚 所花名 | ||
| コントラバス | オーボエ | フルート・ピッコロ | クラリネット |
| 土門智美 古屋智徳 長谷川真也 渡邉悠司 | 加藤達朗 横山典子 | 香西真弓(兼) 高橋雅子 海保佳枝 | 中島一 渋谷知子 |
| ファゴット | トランペット | ホルン | トロンボーン |
| 甲斐智彦 門倉孝志 | 西村忠朗 八木茂 荒木啓太 | 相澤正人 小町高幹 大島悦子 森川文之 | 鈴木克 西澤芳洋 Mark Richey |
| チューバ | 打楽器 | ||
| 守屋修 | 鷹箸右子 田中沙苗、増田陽子 | ||
次回の第39回定期演奏会(平成17年6〜7月頃開催)は、ベートーベンの交響曲第7番またはブラームスの交響曲第2番などを演奏する予定です。
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