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交響曲第八番

清瀬管弦楽団第36回定期演奏会

日 時: 2002年6月30日(日)
午後2時開演(1時30分開場)
場 所: 清瀬市民センター ホール
指 揮: 秋 月  修
演 奏: 清瀬管弦楽団

<プログラム>

モーツアルト 『魔笛』より序曲
シューベルト 交響曲第八番ロ短調『未完成』
ベートーベン 交響曲第八番ヘ長調作品93

<入場無料>

*駐車場は台数に限りがありますのでお車でのご来場はなるべくご遠慮ください。

お問い合わせ: 西村(0424−91−1749)

清瀬管弦楽団ホームページ: http://member.nifty.ne.jp/kiyose-orc/


清瀬管弦楽団
第36回定期演奏会


プログラム
1部 

1. 魔笛 序曲 W.A.モーツァルト
2. 未完成 F.P.シューベルト

休憩(15分)
2部
3. 交響曲 第8番 L.V.ベートーベン

ご挨拶

本日は清瀬管弦楽団の演奏会においでくださいまして、厚くお礼申し上げます。さて、本日のプログラム・・・・余りにも名曲、余りにも難曲、よくもこんなに取り揃えたものと、呆れ又困惑しております。「我に七難八苦を与え給え」と、月に向かって祈ったという戦国の武将「山中鹿之助」の故事に倣えば、これもまた人間成長、オーケストラ成長の原動力にもなるかと、一年近く練習に苦闘して参りました。今日は若い力、あるいは向こう見ずの意気に期待しましょう。聴衆の皆様の忌憚のないお声をお待ちしております。なお、今年も10月には「清瀬音楽祭」に参加し、12月には「竹丘コンサート」を予定しております。是非おいでくださいますように、ご案内申しあげます。(団長 西村忠朗)

指揮者紹介

秋月 修
東京都出身。桐朋学園大学、洗足学園大学にて指揮を専攻。秋山和慶(指揮者)、湯浅勇治(ウィーン国立音大指揮科助教授)の各氏に師事。大学在学中より指揮活動を行っている。

お知らせ

清瀬管弦楽団では団員・賛助団員を募集しています。
団員:毎週土曜日の合奏練習に楽器持参で参加できる方。弦楽器奏者大歓迎。
入団費1000円、月会費2000円 
練習見学いつでもOKです。
賛助団員:楽器演奏はしないけど、例えば演奏会を聞きに来てくださるとか、知り合いに清瀬管弦楽団のことを宣伝して下さるとか、賛助団費をもって資金援助をして下さるといった形で、側面的に団の活動を応援して下さる方。(年会費一口1000円)
   お問い合わせ・申込みなど連絡先 : 0424−91−1794(西村)

曲 目 紹 介

1.魔笛序曲 W.A.モーツァルト

生真面目に筋だけを追っていくと、「何なんだ、こりゃあ!」と言いたくなってしまうお話です。前半だけ見ると、悪者にさらわれたお姫様を救いに行くというおとぎ話によくありそうな単純なストーリー。かと思いきや、突如として善悪の立場が逆転して、気の毒な母親だったはずの夜の女王は悪者扱い、悪い人さらいだったはずのザラストロは讃えられるべき聖者になっていて、お姫様を救いにいったはずの王子様は、愛の成就のために、そのザラストロのお城で厳しい修行を始めてしまう。何がなんだかよく分からないストーリーだけに深読みしようと思えばいくらでも意味を持たせる事ができそうです。しかし、そんな詮索もモーツァルトの音楽の前では全く無意味です。夜の女王の超絶技巧的アリアから誰でもついつい口ずさんでしまう鳥刺しパパゲーノの愉快な民謡もどきアリアまで、すばらしい音楽の宝庫です。死の間際に初演され好評を得たこのオペラの真の成功を残念ながらモーツァルトは見届ける事はできませんでした。1791年ウィーンで初演されて以来14カ月の間に83回以上は演奏された後にドイツ諸都市でも繰り返し上演され、早くもモーツァルト死後3年に迎えた最初の『モーツァルトブーム』を巻き起こす原動力になったとも言われています。
そして、序曲。荘重に始まる前奏を伴っていますが、主部は聞いているだけでついウキウキとしてしまう楽しい音楽です。バイオリン(2nd)が奏で始めた旋律に次々とフーガ的に楽器が加わわっていきます。前半で曲はいったん完全終止してしまうので、一瞬もう終わっちゃったのかと心配になりますが、冒頭にでてくる荘重なファンファーレが再び響いた後に、また旋律の追いかけっこが始まります。その後、ソナタ形式の型通り主題が再現した後にモーツァルト的に優雅な盛り上がりを持つ終結部で簡潔に締めくくられます。

2.未完成 F.P.シューベルト

Q1シューベルトは何曲交響曲を書いたのか?
人によっては全集版で10数曲も録音している例もありますが、一応オーケストラで演奏できる形までシューベルトによって『完成』されたものは8曲しかないようです。その他に断片が5曲、作曲された記録だけあるのが1曲です (今後また発見されるかも…) 。一般的なCD全集版では『未完成』を8番、『ザ・グレート』を9番としているのが比較的多いような気がしますが、逆もあります。また最近では7番『未完成』、8番『ザ・グレート』としているものもあります。CDや楽譜を買う時や演奏の時には番号表示ではなく中身をよく確認してください(笑)。なぜ8 曲しかないのに9番まであるのか不思議ですが、断片しか残されていない内の1曲が7番とされていたためCD全集では録音が省かれているのが普通になっています。いずれにせよ、シューベルト自身は『未完成』や『ザ・グレート』が自分の交響曲の第何番かなんて心配してなかったみたいですね。所詮は後世の人が勝手に騒いでいるだけに過ぎません。
Q2なぜこの曲は未完成なのか?
昔々からいろいろといわれていて、果ては映画になっちゃうほどポピュラーな話題ですが、2楽章までで内容的に完成してしまって先が続かなくなってしまったんじゃないかと個人的には思います。3楽章の譜面の一部をスコアで見る事ができますが、素人の私が見ても蛇足という感じがします。ちなみにシューベルトは未完成づくりの"達人"です。彼の作品リストを見ると交響曲だけでも先にあげた通り作りかけが5曲ないし6曲ありますし、歌劇、弦楽四重奏、ピアノソナタ等々未完成品が山となっています。これも私の私見ですが、彼にとっては形式的に完成させる事よりも、音楽として自分の求めるものを追求する方がはるかに重要だったんではないでしょうか? とすれば形式的には『未完成』でありながらも音楽としては完全に完成されているという矛盾も不思議ではなくなります。
とは言え、彼が尊敬していたベートーベンとはかなりタイプが違うようですね、やっぱり。

3.交響曲第8番 へ長調 作品93  L.V.ベートーベン

ベートーベンの交響曲第8番は交響曲第7番とほぼ平行して構想され、ナポレオンのロシア遠征が失敗した1812年に比較的短い期間で書き上げられました。その2年後の1814年に、ベートーベンの頂点をきわめる大成功を収めた交響曲7番と戦争交響曲『ウェリントンの勝利』の4度目の再演の際に、この8番は初演されました。まさにベートーベンの人生最良の時に誕生した傑作です。演奏時間30分弱でサイズが小柄な事、そして7番と9番という派手な名曲に挟まれている事から比較的影が薄いのですが、最初の1音から最後の最後まで、ベートーベンらしさが凝縮されています。
冒頭に全奏でいきなり奏でられる第1主題を徹底的に使って盛り上げられる第1楽章。管楽器が歯切れよくリズムを刻む中、軽妙な旋律が歌われる第2楽章。 ベートーベンの交響曲では珍しいテンポ・ディ・メヌエット(メヌエットのテンポで)と指定されたちょっと優雅な第3楽章。そして7番程のド派手さはないものの情熱的な第4楽章。楽器的に見ても、(ベートーベンではいつもながら)全楽章を通じて酷使される低弦。2楽章でほとんど休みなくメトロノームの役割を果たす木管(除フルート)とホルン。3楽章のトリオで主役を張るクラリネットとホルン。4楽章でオクターブに調律されて大活躍のティンパニといった具合に演奏してみると楽しい仕掛けが施されていて、短いながらもなかなか濃い曲です。

出演者名簿

指揮 秋月 修
バイオリン
土屋昭夫(コンサートマスター)、海老名扶容 山口玲子 武田加寿子 山本徹 豊田満子 拝野知子山田ひろみ 海老名博行 パップ ビボルカ 柳生香子 水岡善郎 梅本聡一郎 萩原久美子
ビオラ チェロ
原田和幸、吉崎直子、小林千鶴代 平澤一夫、熊沢勝美 中村隆行 神野千恵子 出町敦 浅野のぶ子 義永和尚
コントラバス フルート・ピッコロ オーボエ
竹村共代 水越友顕 海保佳枝 香西真弓 高橋雅子 加藤達朗 佐藤陽介
クラリネット ファゴット トランペット
堀内勝 中村良紀 甲斐智彦 栗原治男 西村忠朗 荒木啓太
ホルン トロンボーン ティンパニ
藤代要一 小町高幹 大島悦子 鈴木克 西澤芳洋 賀澤美和 坂下陽子

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