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1部
休憩(15分) 2部
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本日はお暑い中、清瀬管弦楽団第35回定期演奏会にお越しいただき、ありがとうございます。このところ真夏の定期演奏会が定番となり、暑い盛りに汗を拭きふき楽譜とにらめっこしながらおさらいに励むのは学校の部活以来と、往時を懐かしむ団員も出現しております。
今回は2年ぶりに交響曲に取り組みました。オーケストラをやるからには、やっぱりシンフォニーをやりたい、足りない楽器はパートを移って補い、人脈で補い、多くの方の力を借りて実現しました。近くで生演奏が聴けることが嬉しいと言ってくださる客席のみなさまのお声に支えられて、こうして演奏会が開けますことに心からの感謝をお伝えして、ご挨拶といたします。
秋月 修
東京都出身。桐朋学園大学、洗足学園大学にて指揮を専攻。秋山和慶(指揮者)、湯浅勇治(ウィーン国立音大指揮科助教授)の各氏に師事。大学在学中より指揮活動を行っている。
| 清瀬管弦楽団では団員・賛助団員を募集しています。 団員:毎週土曜日の合奏練習に楽器持参で参加できる方。弦楽器奏者大歓迎。練習見学いつでもOKです。 入団費1000円 月会費2000円 賛助団員:楽器演奏はしないけど、例えば演奏会を聞きに来てくださるとか、知り合いに清瀬管弦楽団のことを宣伝して下さるとか、賛助団費をもって資金援助をして下さるといった形で、側面的に団の活動を応援して下さる方。(年会費一口1000円) お問い合わせ・申込みなど連絡先 : 0424−91−1794(西村) |
1.アルルの女 G.ビゼー
アルルという町は、南フランスのプロヴァンス地方にあり、美しいローヌ河沿いにできた大変歴史の古い町です。「アルルの女」の物語は、フランス自然主義の文豪アルフォンス・ドーデの名作である短編集「風車小屋だより」の中の6番目に出てくるもので、わずか6ページと数行という短いエピソードですがこれをもとに、のちに3幕4場の劇としたのが、ビゼーの名を永遠に残すこととなった戯曲「アルルの女」です。ビゼーが作曲した劇音楽全27曲からのちに第1組曲がつくられ、またビゼーの死後に親友であったエルネスト・ギローが第2組曲をまとめました。本日演奏するのは第2組曲の第1曲目「パストラール」です。
2.小組曲 C. ドビュッシー
ドビュッシーが26〜27歳頃に作曲したピアノ連弾曲がオリジナルですが、後に指揮者/作曲家でドビュッシーの友人であったアンリ・ビュッセルによって管弦楽用に編曲されました。何故か演奏される機会はそれほど多くなく、CDでも収録されることは少ないのですが、気軽に楽しめる隠れた名曲です。4曲からなっており、とても分かりやすい表題が各々つけられています。
第1曲「小舟にて」フルートが美しい旋律を奏でます。
第2曲「行列」軽やかに始まり、賑やかに終わります。
第3曲「メヌエット」ゆっくりとした優雅で古典的な舞曲です。
第4曲「バレエ」リズミックな2拍子とワルツ風の部分が交互に現れ雰囲気を盛り上げす。
特に第3曲目を中心に木管楽器が大活躍しますのでご注目ください。
3.交響曲第3番 ホ長調 作品55 英雄 L.V.ベートーベン
完成:1804年(34歳)の春
初演:1804年12月に私演、翌年4月7日公開初演
ベートーベンは田舎町ボンから単身ウィーンへと上京してきた青年でしたが、瞬く間に彼はピアノの演奏とその作曲でオーストリア随一の音楽家となりました。彼の新曲が発表されたと聞くと、町中の知識階級がこぞって楽譜(今で言うCDの代わり)を買い求め、演奏会へと足を運んだのでした。また貴族を相手にしてすぐキレたり、子供みたいに喜んだりする喜怒哀楽の激しいキャラクターもウケ、彼は「ちょっと変わった人」としてもかなりの有名人だったようです。そんな乗りに乗っている彼を深く悩ませる出来事が起こりました。耳の疾患です。「何の取り柄もない私がこの街にいられるのはピアノが弾けて作曲が出来るからだ。」ベートーベン自身もそのことは充分承知していたと思われます。耳が聞こえなくなることはピアノが弾けなくなることを意味し、同時に作曲も出来なくなることも意味していました。ですから耳が悪いことは絶対に隠し通さなくてはならないことであり、絶対に根治しなくてはならないことでありました。しかしハイリンゲンシュタットへの転地療養を行っても全く好転せず、病状は悪化の一途をたどりました。ついにベートーベンは人生に絶望して遺書をしたためま した。この弟へ宛てられた遺書は慟哭に満ちたものでしたが、彼はこれを誰にも見せず机の奥へとしまい込みました。「なぜ?」それは心の底から新しい音楽がマグマのように湧き起こって来るからでした。深い絶望に囚われれば囚われるほど、それを打ち払うように輝かしい音楽が胸の裡に鳴り響くからでした。「この音楽を残さずして死ねるものか! 聴力を失っても作曲は出来る! あとは自分にこれから待ち受ける困難と闘う覚悟があるかどうかだ!」 彼は自身に枷せられた運命を乗り越える決意をしてウィーンへと帰ったのでした。
これ以後ベートーベンは自分が難聴であることを隠さないようになり、当時発明されたばかりの補聴器を使い始めました。そして音楽においてもまったく新しい領域へと足を踏み入れて行くのです。それは自己の心情の吐露、そして苦難を越えて初めて到達できる心境を描き、この世のすべての人々へ向けた音楽を創ることでした。それは全芸術を合わせても、今まで誰もやったことのないものでした。今でこそ、この時期の作品は「傑作の森」と呼ばれていますが、当時の音楽界から見ると超前衛音楽で、当然拒否反応もありました。しかしその新しい音楽にイカレる者も現れ、マニアックながら熱狂的な支持者が彼を支えるようになりました。そんな彼が始めた新しい音楽の中で、最初の成果がこの交響曲第3番「英雄」なのでした。
ベートーベンはこの交響曲の中で困難へ立ち向かっていく力と、それを乗り越えて得られる喜びを表現しました。その結果、この曲はベートーベン個人の苦難から克服へと至る葛藤を描いただけでなく、当時フランス革命を発端とする多くの戦争に揺れ動いていたヨーロッパ民衆が発する、新しい時代を切り拓こうとするエネルギーをも描いたものとなりました。ベートーベンが描いたエネルギーは200年という時間を超え、今なお私たちの心を魅了し、この曲をかけがえのないものとするのでしょう。※
指揮 秋月 修
| バイオリン |
| 土屋昭夫(コンサートマスター) 海老名扶容 栗田雅弘 萩原久美子 山田ひろみ 塚本暁子水岡善郎 山口玲子 古厩ゆう子 二宮祐子 山岸奈緒子 成宮庸子 |
| ビオラ | チェロ |
| 高田美樹子 塩路まもる 成宮憲一 横山晴江 土谷直子 | 中村隆行 神野千恵子 浅野のぶ子 |
| コントラバス | フルート・ピッコロ | オーボエ |
| 竹村共代 水越友顕 | 海保佳枝 香西真弓 高橋雅子 | 藤達朗 村居直子 |
| クラリネット | ファゴット | トランペット |
| 堀内勝 大川眞 | 甲斐智彦 栗原治男 | 西村忠朗 村居晃一 |
| ホルン | パーカッション | ピアノ |
| 藤代要一 小町高幹 大島悦子 | 高橋雅子 | 加藤純子 |
※上記「英雄」の解説文は、石田工房さんのサイト内交響曲第3番変ホ長調《英雄》の時代とベートーベン から許可を得て部分引用させて頂きました。
CD菜園s −同曲異盤聞きまくり− ページでは、「ベートーベン 交響曲第3番変ホ長調《英雄》」「シベリウス 交響曲第5番変ホ長調」」「シューベルト 交響曲第7番ロ短調「未完成」」などの交響曲を何十種類も聞きまくってレビューを掲載しています。
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