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2004
清瀬管弦楽団

竹丘サロンコンサート

竹丘地域市民センター
12月5日(日) 午後2時開演
指揮 秋月 修
入場無料

竹丘サロンコンサート
プ ロ グ ラ ム

曲名 作曲者 演奏ユニット名
前 半
(1) ブルータンゴ L.アンダーソン オーケストラ
(2) そりすべり L.アンダーソン オーケストラ
(3) 楽器紹介
弦楽器 各楽器の紹介
・まっかな秋
小林秀雄作曲、石山幹二編曲 弦楽合奏
管楽器 各楽器の紹介
・歌劇『魔笛』より《PaPaPa》
・組曲『惑星』より《木星》から抜粋

W.A.モーツァルト
G.ホルスト
木管アンサンブル
・Total Eclipse(皆既日食)
・I'm Getting Sentimental Over You
・クリスマス・キャロルより
 ・もろびとこぞりて
 ・荒野の果てに
 ・ひいらぎ飾ろう
G.F.ヘンデル
G.バスマン

G.F.ヘンデル
French Carol
Old Welsh
Tbアンサンブル
(4) マイフェアレディ F.ロウ オーケストラ
休 憩
(5) プルチネルラ「序曲」 I.ストラビンスキー オーケストラ
(6) プルチネルラ「ガボット」 I.ストラビンスキー 管楽器
(7) ワルツ「女学生」 E.ワルトトイフェル オーケストラ
(8) 波涛を越えて J.ローサス オーケストラ
(9) ファウスト組曲 C.グノー オーケストラ

 ご挨拶
竹丘サロンコンサートもおかげさまで今年で10回目を迎えることができました。これもこのコンサートを聴きに来てくださる皆様のご支援のおかげと、団員一同感謝しています。クラシック音楽でもポピュラー音楽でも、ごく身近で気軽に楽しむのが一番ではないでしょうか。竹丘にこのような手頃な会場があるのは、演奏側にも聴衆側にも大変すばらしいことだと思われます。
さて、私たち団員は少しでもよい音楽を演奏できるよう、仕事などの合間を縫って練習に努めております。今後、このオーケストラがさらに大きく育つためには、皆様のお力添えが是非必要です。演奏者にとって、最も大きな力になるのは、皆様の率直なご批評です。ぜひ、お聴きになった印象などをアンケートにご記入くださいますようお願い致します。最後になりましたが、私たちのコンサートへのご来場、誠にありがとうございました。

団長 西村忠朗

指揮者紹介 
秋月修
東京都出身。桐朋学園大学、洗足学園大学にて指揮を専攻。秋山和慶(指揮者)、湯浅勇治(ウィーン国立音大指揮科助教授)の各氏に師事。大学在学中より指揮活動を行っている。


曲 目 紹 介

(1)ブルータンゴ (2)そりすべり     L.アンダーソン

ルロイ・アンダーソン(1908-1975)は、オルガン、コントラバス、トロンボーンの演奏ができ、しかも、一時ハーバード大学で語学の教授を勤めていたのですが、ボストン・ポップス管弦楽団の編曲の職を得て、音楽家に転身しました。その後、編曲だけでなく、作曲家としてボストン・ポップスのために数々の小品を作曲しました。われわれなら聞いただけで運動会を思い出してしまう「トランペット吹きの休日」、本物のタイプライターを演奏に取り入れ、ガシャガシャ、チーンと賑やかなオフィスの様子をあらわしたその名も「タイプライター」、正確に時を刻むべき時計が、リズムを崩してしまい、そのあげくめざまし時計のゼンマイが飛んでしまう「シンコペイテッド クロック」など3分程度の短い曲を多く作曲しました。今日は、冬にふさわしく、白銀の中をそりに乗って遊びに行こう、という気分にさせる「そりすべり」(そりに付いている鈴の音がチャーミングです。最後に聞こえるのは、馬のいななきです。念のため。)、美しく物憂い旋律がタンゴのリズムの上に乗って出てくる「ブルータンゴ」をお送りします。(Y.C)

(3)まっかな秋           小林秀雄作曲、石山幹二編曲

みなさん、よくご存知の日本の秋の歌です。

(4)歌劇『魔笛』より《PaPaPa》        W.A.モーツァルト

歌劇『魔笛』は全二幕から成り、モーツァルト晩年に作られた傑作です。《PaPaPa》は道化役の鳥刺し"パパゲーノ"が"パパゲーナ"という恋人を授かり、あまりの嬉しさに二人して興奮している様を歌ったもの。興奮のあまり、お互いの名前を呼び合うのもどもってしまうほど。とても微笑ましくもユーモラスな歌です。(I.M)

(5)組曲『惑星』より《木星》から抜粋         G.ホルスト

組曲『惑星』は太陽系にある惑星の名前を付けた7つの曲からなる組曲です。この組曲の中でも《木星》は一番規模の大きな曲で、軽快なメロディや民謡風なメロディなどが次々と登場し,楽想が非常に変化に富んだ曲です。中間部の民謡風なメロディーは女性ボーカリストによりアレンジされ歌われたので、聞き覚えのある曲ではないでしょうか。(I.M)

(6)Total Eclipse(皆既日食)          G.F.ヘンデル

ヘンデルにより1741年に作曲された劇的オラトリオ「サムソン」(作品57)のなかの1曲。オラトリオとは、聖書に出てくる話をもとにした音楽劇のことです。(S.M)

(7)I'm Getting Sentimental Over You (センチになって)   G.バスマン

1930年代に活躍したトミー・ドーシー(1904〜1956)楽団のテーマ・ミュージックになっている曲です。この曲で、彼の吹くトロンボーンはジャズ史上最高の音色と言われました。(S.M)

(8)もろびとこぞりて(JOY TO THE WORLD)     G.F.ヘンデル

キリストの誕生やクリスマスの季節を祝う歌がクリスマス・キャロルです。地方の小さな教会などで歌い継がれていたものが多く、通常の「賛美歌」とは違って、難しい教義ではなく、キリストの生誕の喜びを声高らかに歌うとてもポピュラーなものです。(S.M)

(9)荒野の果てに(ANGELS WE HAVE HEAD ON HIGH) French Carol

ヘンデルが1742年に書いた曲を、1830年にアメリカのローウェル・メイスンが編曲し賛美歌に加えられました。(S.M)

(10)ひいらぎ飾ろう(DECK THE HALLS)       Old Welsh

ひいらぎ飾ろう讃美歌第2編 129番-- イギリスのウェールズ地方で昔から歌われていたキャロルです。(S.M)

(11)マイフェアレディ                 F.ロウ

原作はバーナード・ショウの『ピグマリオン』。言語学の教授に見出された花売りの娘が、貧しく乱暴な女から礼儀正しい淑女に変身していくシンデレラストーリー。ジュリー・アンドリュース主演でブロードウェイで大ヒットを飛ばした直後に助演の役者はほとんど舞台と同キャストで主役だけオードリー・ヘップバーンに変えて映画化された。歌の部分はすべて吹き替えの為、ミュージカル映画の主演女優として資格に劣るという理由でヘップバーンは主演女優賞にノミネートもされていない。主演女優賞を取ったのは「マイ・フェア・レディ」に出られなかった「メリー・ポピンズ」のジュリー・アンドリュース。(N.T)

(12)プルチネルラ「序曲」 (13)「ガボット」  I.ストラビンスキー

火の鳥」「春の祭典」などで有名な、イーゴル・ストラビィンスキー(1882〜1971)による 1幕の歌とパントマイムをともなるバレエ音楽の演奏会用組曲です。このプルチネルラは全8曲からなるもので、本日演奏しますのはそのうちの1曲目「序曲」と6曲目「ガボット」です。この曲に登場するさまざまな旋律は、18世紀イタリーの作曲家ぺルゴレージやガロなどの作品から採られています。聴いていただくとわかりますが、「序曲」などはまさにバロック音楽の様です。(T.M)

(14)ワルツ「女学生」      E.ワルトトイフェル

代表作にスケーターズワルツを持つ、エミール・ワルトトイフェル(1837〜1915)は、パリを中心にワルツの作曲と指揮に活躍し、「フランスのワルツ王」と呼ばれました。この曲の本当の題名は、スペイン語で「学生のオーケストラ(楽隊)」という意味ですが、「女学生」と訳されました。...しかし、なぜか女学生を表現したような所が随所に感じられます。清々しく明快なテーマは、まるで学校での情景が展開するようです。鈴をころがしたような笑い声、厳格な先生と廊下ですれ違う時の緊張感、掃除の時間、熱心に勉強する横顔、後半で少しセンチなメロディ、そしてやはり何があっても元気でおかしくて楽しいお嬢さんたちの様子に思えてきます。1883年作曲。(K.Y)

(15)波涛を越えて           J.ローサス

作曲者フベンティーノ・ローサスは1968年(明治元年)にサンタ・クルス(メキシコ)で生まれました。メキシコの先住民族であるオトミ・インディアンの純粋の出て、子供時代から家族で編成していた四重奏団でバイオリンを演奏していました。15歳でメキシコ・シティの歌劇場管弦楽団の楽員となり、陸軍音楽隊に短期間所属しましたが、除隊して主にサロン用の作品を作曲しました。この曲が出版されとすぐに評判となり、またたくまに世界中に広がりました。しかし彼はほとんど報酬を得られなかったようです。やけになった彼は、ドサまわりの芝居一座に加わり、旅先のバタバノ(キュウバ)で怪我がもとで亡くなりました。この曲の中に、彼の若さと薄命を感じるのは私だけでしょうか。(K.T ),(T.A)

(16)ファウスト組曲           C.グノー

バレエ音楽「ファウスト」は、フランスの作曲家、フランソワ・グノー(1818〜1893)がゲーテの「ファウスト」に題材を得て作曲したオペラの中のバレエ音楽です。ファウストはこの物語の主人公で、老齢の博識な学者です。ファウストは、偶然、悪魔メフィストと契約することによって若返り、超人的な力を発揮し、思う存分に楽しむ(女性関係も派手です。)、が、やがて期限が来て、悪魔に魂を奪われ、朽ち果てるというのが大まかな筋です。本日演奏する「ファウスト」の場面は、次の状況です。: ファウストが悪魔メフィストに連れられてハルツ山脈のブロッケン山に来ました。悪魔メフィストが「朝まで飲み明かそう」と引き止め、合図をする。すると辺りは明るくなり、古今の美女達が現れ、宴会が始まります。そして本日演奏する7曲のバレエ音楽が奏でられます。
1. ヌビア人の娘の踊り(アレグレット) 2. クレオパトラと金の杯(アダージォ) 3. ヌビア人の奴隷の踊り(アレグレット) 4. クレオパト
ラと奴隷の踊り(モデラート・マエストーソ) 5. トロイ人の娘の踊り(モデラート・コン・モート) 6. 鏡の踊り(アレグレット) 7. フリネの
踊り(アレグロ・ヴィーヴォ) (K.T)


出演者名簿
指揮 秋月修
第一バイオリン
土屋昭夫 岩橋世津子 八木優樹 栗田雅弘 工藤旬葉 萩原久美子 福岡由希子
第二バイオリン
海老名博行 柳生香子、香西真弓(フルート兼)、水岡善郎、杉浦伸也
ビオラ
原田和幸 吉崎直子 立花麻里絵
チェロ
中村隆行 神野千恵子 東裕子、浅野のぶ子
コントラバス
古屋智徳
フルート・ピッコロ
香西真弓 高橋雅子 海保佳枝
クラリネット
堀内勝 中島一
オーボエ
加藤達朗 横山典子
ファゴット
甲斐智彦 横山啓一
トランペット
西村忠朗 八木茂
ホルン
相澤正人 小町高幹 大島悦子
トロンボーン
鈴木克 西澤芳洋 賀澤美和
打楽器
松尾絢子 海保佳枝(兼)
ピアノ
八木茂(兼) 高橋雅子(兼)
司会
相澤正人

お知らせ

清瀬管弦楽団では団員・賛助団員を募集しています。
団員:毎週土曜日の合奏練習に楽器持参で参加できる方。弦楽器奏者大歓迎、練習見学いつでもOKです。
入団費1000円、月会費3000円
賛助団員:楽器演奏はしないけど、例えば演奏会を聞きに来てくださるとか、知り合いに清瀬管弦楽団のことを宣伝して下さるとか、賛助団費をもって資金援助をして下さるといった形で、側面的に団の活動を応援して下さる方。(年会費一口1000円)

お問い合わせ・申込みなど連絡先:0424−91−1794(西村)

おまけ

「波涛を越えて」の紹介文を書いたのですが、文章が長すぎたのか採用されませんでした。
勿体無いのでここに改めて掲載いたします。

「波涛を超えて」「女学生」余聞。
実を言えば2 曲とも団長のノスタルジーかも知れない。何れも小学生の頃に聞いて忘れられずにいた曲。以来何とかして演奏したいと思っていたものの、チャンスが無かったんですが、某所でパート譜を見つけて、後は何食わぬ顔をして練習曲の中に紛れ込まして置いた次第。これが名曲か凡作かはその人の思い込み次第。兎に角やってもらえて老骨にとっては幸せこの上なし。感謝します。 オワリ(団長)

Juventino Rosasについて
 フベンティーノ・ローサスは1868年1月25日メキシコ・グアナファト州に生まれ、子供の頃からヴァイオリンを習った。メキシコシティーに移住した一家はストリートパフォーマンスやダンスホールの演奏で生計を立てた。
 15歳でオペラの演奏旅行に同行し、翌年には才能を見込まれて国立音楽院に入学たが1年で退学。楽団のヴァイオリン弾きや教師をしながら作曲を行ったが経済的には苦しく、数々のパトロンに自作を献呈しては援助を仰いだ。
 二十歳の時にVicente Alfaro家の妻Calixta Guitierrezに献呈したのが「波涛を越えて」である。1891年頃までメキシコ各地で楽団を率いていたが経済的には依然苦しく、モンテレイでは1足の靴を手に入れるために靴屋の娘にワルツを献呈した。
 1893年"Orquesta Tipica Mexicana"楽団に入団し民族衣装の出で立ちで演奏会を行い成功。5月にはシカゴで行われた世界コロンビア万国博覧会の作曲コンテストで名誉賞とメダルを得る。
その後イタリア人ヴァイオリニストが率いる楽団と合体して演奏家・歌手・踊り手から成る"メキシカン-イタリアン・オーケストラ"と名乗り、演奏会のトリはオーケストラの伴奏でローサス自らヴァイオリンを弾く「波涛を越えて」であった。
 演奏会は大評判でキューバ各地を回ったが、1894年5月にはキューバ東部で体調を崩しバタバノの病院に入院。有名人となっていた彼は特別病室で治療を受けたが、1894年7月9日午後5時に26歳で亡くなった。
 14年後にメキシコ人の新聞記者がバタバノで墓を発見。遺骨は掘り起こされ、メキシコシティに運ばれた時は何千人の群集が出迎え、国立音楽院ではセレモニーが行われ「波涛を越えて」が演奏し続けられた。
 1951年にアメリカ映画"The Great Caruso (歌劇王カルーソ)"の中で"The Loveliest Night of the Year"という題名で歌詞のついた「波涛を越えて」が歌われて世界的に有名になった。(N.T)


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